平成31年3月9日開催 白線流しのつどい報告 於:ホテルルポール麹町 ロイヤルクリスタル 

 平成31年3月9日、皇居西500mのホテルルポール麹町にて、150余名の同窓生による白線流しが行われました。
 平成22(2010)年から続く本会も、今回で10年目の節目を迎えました。
 本会は2~30年の休眠を経て再開されたもので、当初、若い世代を中心に再開させる動きに対して、様々なご意見やお叱りを賜ったことがありました。また、本会運営の基本方針を、どのように具体化するか議論する中で、参加を辞退される方もおられました。
 同窓会ですから、参加に必要性はありません。もちろん、いろんな事情で、参加できる時期や参加する気分になるかどうか、皆さんそれぞれです。こうした中、役員・事務局一同、まさにワンチームで本会を運営し、とにかく「続けること」を胸に刻みつつ、続けるためにルールを作り、同じ故郷、同じ学び舎で過ごした者同士、「長幼の序はあっても、先輩・後輩とも互いに敬意を持って接する」というモットーの下、学年、世代を越えて、交流できる場を作り、単に昔を懐かしむだけでなく、母校に寄与できる同窓会を目指してまいりました。

 本会には会員名簿がありません。それぞれの学年が何人参加してくれるかは、その学年の人たちに拠ります。年会費がありませんので、通信費やHP管理費等の運営費はできるだけ略し抑えて、少しだけ参加者にご芳志をお願いします。つまり、できるだけ、こうしなければならないという義務感や、費用負担等の重さを除いて、参加できる時期に、参加する気分になった時に参加してもらえるよう、軽快かつ緩やかな結びつきを念頭に置いて運営しています。

 思えばこの10年、いろいろありました。2年目には開催日の前週に今も記憶に刻まれる未曽有の東日本大震災を経験し、当時は継続を危ぶむ声や開催を中止せよとの強い意見もありました。また、名簿を作らない、年会費なしという基本方針の実践の中、往復ハガキによる連絡手段を使えないなら参加しないと断られる学年もありました。先輩世代の参加費を高く若い世代を安く設定することや、運営費となるご芳志を会合で募ること、また、有斐会から助成金を受けないといったことは、今でも議論があります。
 とはいえ、ほとんどの学年で運営方針をご理解いただき、特に現役大学生や20代、30代の学年の参加も定常化しており、この10年の歩みを思い起こす時、毎年返す返す、母校斐高、有斐会、名古屋有斐会、各学年の幹事・連絡役、参加者の皆さんのおかげと、心から感謝したいと感じております。

 心地よい春先の快晴に恵まれ、今回集まった同窓生は、2回(昭和25年)卒の大先輩から70回(平成30年卒)の現役大学1年生まで、70年に亘る先輩後輩。やはり、世代を一つにつないだのは、会合のタイトルとなっている白線流しであり、最後に全員で高唱した校歌でした。
 来賓として、有斐会から伊藤松寿会長(19回卒)以下五名、滝村昌也校長先生(31回卒)等にご参加いただきご祝辞を賜りました。また、國島芳明高山市長(20回卒)に「めでた」の前唄をお願いしました。学生は15名参加、道案内等のお手伝いをしていただき、会場では学年配置の中心部分に陣取ってもらって、先輩との交流を活発に進めてもらいました。
 いつもどおり和やかな雰囲気の中で会が進行し、盛況のうちにお開きとなりました。改めて、役員・事務局一同、参加者の皆さんに御礼を申し上げます。

 今回の「同窓の世代を結ぶ会」は合同学年同窓会のように幅広く学年ごとに声を掛け合って開催する、3年に1度の全体会です。次回は、学年幹事を中心とした学年連絡会で、同窓生による講演会と懇親会を予定しております。令和2(2020)年3月14日(土)、例年と同じ渋谷の國學院大学の院友会館で開催する予定です。
 ようやくHPを立ち上げることができました。今後、コンテンツ充実を図ります。「東京有斐会」で検索→「白線流しの岐阜県立斐太高等学校~東京有斐会」です。(東京有斐会事務局 野村真一(34回卒))

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