平成22年3月6日開催 東京有斐会総会報告 於:フロラシオン青山 ~有斐会報 2011 No.53 掲載~

 平成22年3月6日、斐高の卒業式から5日後、東京・南青山にて300名余の同窓生による白線流しが行われました。
 会場あふれんばかりに集まった同窓生は、斐中卒の大先輩以下現役大学生まで六十年以上に亘る先輩後輩。世代を一つにつないだのは模擬白線流しであり、最後に全員で高唱した校歌でした。
 おおよそ4か月の準備期間を経て、「東京有斐会」はこの日、会場に咲いた同窓生の笑顔となって復活しました。
 当初「学年を縦につなぐ」「世代を越えて集う」という趣旨に理由付けが必要、とのご意見も多少はありましたが、実際には日頃フランクな付き合いのない世代との「良きご縁」が広がって楽しい会となりました。
 以下、当日の次第です。
 ・校歌斉唱
 ・主催者挨拶(土川宗一東京有 斐会長)
 ・来賓挨拶(上木靖司有斐会長、岩崎建弥名古屋有斐会長、道下 利九郎斐太高等学校長、堀江誠 岐阜県東京事務所長)
 ・乾杯挨拶(学生代表)
 ・めでた(有斐会代表)
 ・学年紹介(十名以上参加の学年の代表者)
 ・白線流し
 ・別離の歌
 ・閉会挨拶(垣水孝一先輩)
 ・もう一度、校歌斉唱
 最後まで和やかな雰囲気で盛 り上がりました。
 さすがに斐高生は校歌も別離の歌も歌えます(当たり前ですね)。
 白線を持つと、自然と結びに かかります。
 酒もよーけー飲みます。
 知らない人との話では、その相手の生まれや親戚から、自分との「ご縁」を聞き出します。
 楽しそうな顔が会場に満ちていました。それこそ大成功の源です。
 やはり参加者の多い学年は盛り上がってました。何十年ぶりに会っても、同級生ならばすぐに高校の頃の記憶がよみがえる。それはどの世代でも、何歳になっても同じです。
 参加の少ない学年でも、上下の学年との会話がはずみました。
 世代を越えた先輩や後輩とも話しました。同級生の親戚や家族だったり、自分の親戚と同級生だったり。そういう話ができるのも幅広く学年が参加したおかげです。
 今回の声がけでは、ある高山 在住の方に大変ご協力いただきました。
 学生くんたちが大勢来てくれたのも、元はといえばその人のおかげです。
 その人の息子さんは現役大学生。当日お父さんの学年のテーブルに連れて行きました。
「えー!あの○○くんの息子さ ん?」
「へー、お父さんよりかっこいいね・・・」などなど盛り上が りました。
 日頃、父親を外から見ることはありません。学生くんはお父さんの話を聞いて照れてました。
 ある方には懐かしい再会がありました。
 40年前。新宿で一人の大学生が困っていたところ、たまたまその場で出会った人が斐高の先輩。その先輩が助けてくれました。
「いやー、懐かしい!」
「その節は大変お世話になりま した」などなど盛り上がりました。
 その先輩はそれまで忘れていて、その人の顔を見て思い出したそうです。本当に嬉しそうに話してくれました。
 会場内は終始笑顔でいっぱいでした。それも満面の笑顔。あんなに大勢の笑顔は見たことがありません。
 帰りのホテルロビーでの会話が聞こえました。
「白線流しも良かったけど、最後の校歌には感動した。涙が出てきたわ」
 反省すべきところはたくさんありましたが、事務局としてはみなさんの笑顔や感動の涙が何物にも代え難い喜びでした。ありがとうございました。  遠く高山からご来臨賜りました有斐会役員の皆様、斐高の先生方、名古屋から駆けつけて下さった名古屋有斐会役員の皆様に深く御礼申し上げ、また、総会ご参会皆様すべての今後ますますのご健勝ご多幸を祈念して、 さらには総会開催にあたって呼 びかけの労を執って下さった皆 様に心より感謝申し上げ、本会 ご報告とさせていただきます。
最後に、学生代表の乾杯挨拶から一言拝借。 「我々の世代が会長になるまで、 この会が長く続くことを願って 乾杯したいと思います」
 後輩に負けないよう頑張ります。(東京有斐会事務局 )

<< 前のページに戻る